はじめに
オリンピック・ゲームズ作戦にみる、ゲームチェンジ の解説がわかりやすいですが、
このイランに対する作戦(オリンピック・ゲームズ作戦)は、イスラエルが今後どのように自らを守るべきかを示すモデルケース 報復や衝突の拡大、国際社会の非難を招くやり方で軍事力を誇示する時代は終わった。 --- モサドのメイル・ダガン元長官
と、オリンピックゲームズ作戦と呼ばれるドクトリンが2010年あたりから実施され、
いまやいくつもの国が、敵国を破壊することではなく、困らせ、行動を遅らせ、体制を弱体化させ、国民に怒りと混乱をもたらすために、そうした「抑制的」なサイバー攻撃を日々仕掛けている。そして、サイバー攻撃のほぼすべてが、報復を招く寸前のぎりぎりの水準で実施される。
とあるように、様々な国家権力が、オリンピックゲームズをモデルケースとして様々な国家背景の持続性APT攻撃を民間企業に仕掛けてきた背景があります。
また法的な位置付けが明確でなく個人の責任にできることから、高給で雇われたIT技術者が、国家背景の持続性APT攻撃を競合他社の業務妨害や弱体化や社員を不安にするなどの目的で民間企業に対して仕掛けるということが日常的におこなわれてきた背景があります。また、持続性APT攻撃は、2013年頃までは、行政やハイテク企業やインフラ企業が標的になることが多かったのが、一般の家庭に向けても仕掛けられるようになると、テクノロジー犯罪という名前で少しづつ一般の人にも次第に知られるようになってきます。一般への被害が広がるにつれて攻撃者として一般人を使用するケースも増えているようです。
弊社も多分にもれず持続性APT攻撃を受けて、JPCERTへのインシデント報告もしています。オリンピックゲームズ型の国家背景の持続性APT攻撃を受けていることを確認しており、また、その攻撃グループのドクトリンが業務妨害と情報の詐取を狙ったオリンピックゲームズ型から実被害をもたらす水飲み場攻撃、ランサムウエア、サプライチェーン攻撃、DDos攻撃等の攻撃型ドクトリンに変化していることも把握しています。
最近、国内外で大規模なインシデントがニュースとして騒がれていますが、これは国家背景の持続性APT攻撃におけるドクトリンが変化し、競合他社への困らせ、行動を遅らせ、体制を弱体化させ、社員や利用者に怒りと混乱をもたらすための「抑制的」なサイバー攻撃を仕掛けるだけにとどまらず、競合他社のサービスを破壊する目的で仕掛けられているからであると考えられます。
元々オリンピックゲームズは、「当時のネタニヤフ首相らに施設の空爆を思いとどまらせる手段」「イランの核開発を後退させる手段」として開発されたサイバー攻撃手段であることから、現在のように諜報機関が、侵略戦争や要人暗殺や空爆によるジェノサイドや銀行システムの破壊や原発の破壊などをすることが当たり前になると、サイバー攻撃も競合他社に実被害を与えたり競合他社のビジネスを顧客やソースコードごと丸々乗っ取ったりと侵略戦争と同じ文脈としての攻撃手段として使用されるようになります。
つまり、ここ数年の傾向としては、「徹底的に干す」と国家背景の持続性APT攻撃を仕掛けられた場合、「抑制的」な攻撃に留まらず、 「核兵器を持っている」と因縁をつけれて侵略されたイラクへの侵略戦争同様に「破壊」まで仕掛けられる可能性が増大したことを意味します。
利用者への被害の広がりを予防的に防止するため、全オンプレミスサーバの停止、利用するPCやサーバのOS再インストール、安全性が高い海外サーバへの移行、コンテナによる管理、検証の済んでいない便利ツールやライブラリの使用の停止などの対処をしており、現在、ほとんどのサービスを停止しています。
様々な角度から検証した結果、最低限の廉価のサービスでは持続性APT攻撃を回避することが難しいと考えられるため、セキュリティのレベルを高めたハイエンドのサービスへの移行を考えています。
弊社は、『teaOS』を媒介として、多くの関係性を作り、夢のある事業の実現を目指す会社です。
OSとは一般的にはアプリケーションを動かす土台のことですが、その亜種のRTOSやWebOSなどに定義を拡大し、さらには、社会システム、経済システムまで昇華した形でOSを定義し、よりよき社会を実現することを目指しています。
更新情報・お知らせ
- 2024/10/28
- Governance of LIGHTSの電子出版を開始しました
- 2021/10/24
- teaosのスケルトンとしてnpm package teaosを公開しました。
- 2021/05/01
- teaLearningを始めました
- 2017/06/29
- 旧HPはこちらへ移動
- 2017/06/27
- サイト・リニューアル
- 2016/03/09
- 本店移転(滋賀県彦根市開出今町→千葉県我孫子市並木)
- 2012/11/16
- 本店移転(東京都港区赤坂→滋賀県彦根市開出今町)
- 2010/11/26
- 会社設立
ティー・パートナーズの意味
ティー・パートナーズの名前には大きく分けて3つの意味を持たせています。ここでは、その意味について説明しましょう。
まず、ティー・パートナーズは、英語で書くと"Tea partners"ですが、これはお茶繋がりの仲間といった意味を持ちます。 時代を遡って信長の時代、茶湯の天下三宗匠と呼ばれた千利休、今井宗久、津田宗及は、大きな力を持ちましたが、彼らは戦国の混乱の時代に、お茶という話し合いの場を設けて仲間を作り仲間同士で発展しました。 ティー・パートナーズという名前には、このように、みんなでお茶でも飲みながら未来のことを話し合い、閉塞感のある今の時代を乗り切り、互いに発展しましょうという意味を込めています。
また、ティー・パートナーズは、英語で"T partners"とも書けますが、技術(Technology)のイニシャルはTでもあります。 天下三宗匠が活躍した戦国時代、織田信長は当時の新技術であった火縄銃を戦術戦略レベルまで昇華して、従来の戦争のやり方を大きく変え、混沌とした戦国の世を統一に導きました。 現代社会は、ネットなど様々なインフラが普及し、また、様々な技術が部品化されたことにより個人でやれることがかなり大きくなってきています。例えば、家にいながらにして、世界中の情報を探し、世界に向けて情報を発信し、世界中の人たちとリアルタイムでやり取りをし、また、ものを販売し、購買し、コンテンツを製作することが出来るのです。 このように、個人の影響力が大きくなっていますが、これは剣や弓しか持てなかった個人が火縄銃を取り扱えるようになったという位の社会的変化をもたらしているのかと思います。 このような時代にあって、ティー・パートナーズには共通の基盤となるテクノロジー(T)を提供することで、多くの人が連携して各人の可能性を引き出し、また、共に成功することを目指していこうという意味を込めています。
それに加えて、ティー・パートナーズの「T」は代表である私の名前のイニシャルでもあります。今の日本を見ると自分から率先して社会の閉塞感を打開しようという人が少ないように思いますが、私自身が率先してそれを行うという決意を表したものでもあります。そして、私自身の成功例を示すことで、新たなリーダーをたくさん生みだし、様々な「パートナーズ」を生みだしたいという意味も込めています。
まとめますと、多くの人が将来のことを語り合い協力し合える場を提供し、また、それぞれの力を相乗効果により高める共通基盤技術を提供し、さらに、次の時代のリーダーとなる人材を生み出す環境を提供する、これがティーパートナーズなのです。
共通の基盤となるテクノロジーTeaOS
ティー・パートナーズでは、共通の基盤となるテクノロジーとしてTeaOSを開発しております。 世の中にはごまんとOSがありますが、TeaOSは如何に利用者開発者運用者の間口を広くし、また、如何に運用コストを低く抑え、また、如何に各運用者同士、各開発者同士、各利用者同士の連携を容易にするかというコンセプトで開発しているWebOSです。
その基本コンセプトは分散型であり、戦艦に例えると、強力な主砲(強力なコンテンツ)を持つ巨大な戦艦大和(巨大IT企業)ではなく、多数の戦闘機(みんなの創意工夫のコンテンツ)を搭載した空母(みんなの基盤)のようなWebOSです。
グランドデザイン
上記のグランドデザインの図にあるように、各パートナーが自由に作成した部品アプリを、カテゴリ別のサービスとして集約し、最終的には、各パートナーが各目的にあわせてカスタマイズしたニッチだけれども高付加価値のサービスを提供していくということを目指しています。集約するカテゴリとしては、メディアとしての役割を担うChannelsや、グループワークの土台としての役割を担うWorksや、SNS的な人と人を結びつける役割を担うFriendsや、ネットショップとしての役割を担うMallsや、教育用のコンテンツサイトとしての役割を担うEducationsなどを想定しています。そして、そこから様々なサービスが派生して誕生する、そんな展望を持っています。
これらサービス群を実現するための技術としてTeaOSがあります。特にTeaOSで特徴的なのがファイルシステムです。このファイルシステムは、少ないサーバ負荷でスケーラブルに分散的なサーバ運用できる構造を持ちますが、サーバを分散させることでパートナーが自前でサーバを持ったり互いにサーバリソースを融通しあったりして効率的にビジネス展開をすることを狙っています。また、既存のクラウドシステムをファイルとして管理する構造や、将来的にクラウド型のデバイスとのやり取りを想定したIFなども持ちますので、既存の様々なWebサービスを統合管理するためのアーキテクチャとも言えます。さらに言えば、オフライン/オンライン間のシームレスな動作を可能にする仕組みや、アカウントレスでも使用することが出来る仕組みも持ちますので、PCアプリのようなユースケースにも対応でき、PC型アプリとWeb型アプリ双方のメリットを享受できる構造であるといえます。
各ブロックを作り上げるのは独立した個人であり独立した法人であり、共通基盤の上で互いに必要な技術を互いに融通しあい成功する。それが『ティー・パートナーズ』の究極の目標なのです。
パートナーの募集
今まで成功してきたビジネスのやり方は、大量の資本を投入してスケールメリットを生かしてビジネスを囲い込むことで利益を上げるというものが多かったようと思いますが、しかしその結果として組織が巨大化し膠着化し変化に対応できなくなってきたようにも感じます。それは、組織が何かの機能のために存在するのではなく、組織を維持するために存在するようになってきたからだと思います。社会の閉塞感もそのような矛盾から生じているように感じます。
ティー・パートナーズは、このようなビジネスを独占して儲けようという大企業に対するアンチテーゼとして存在しています。故に、自社でビジネスを囲い込んで、組織を巨大化していくことは望んでいません。
自社が目指すのは多くの起業家や競争力のある企業を輩出し、また、その起業家や企業が互いに助け合って大きな仕事を成し遂げる環境を提供することです。そのためには、多くの人にプロジェクトに参加してもらい、各人が自分たちの目的のために協調して活動することが大切だと思っています。
ティー・パートナーズは、TeaOSのアプリケーションを開発してくれる個人・法人を必要としています。